こたつの上掛けになる五巾風呂敷
風呂敷は、ものを包んで結ぶのが一般的な使用方法として知られています。
ものの大きさによって、サイズを選ぶと良いでしょう。風呂敷の大きさは、巾で分けられています。
五巾は、いつはばと読みます。およそ一辺が170センチメートルです。
正方形の形状をしています。
同じ五巾風呂敷でも、やや大きめのサイズになると
175センチメートルあります。
ものを包んで結ぶスタイルの使用方法にも適していますが、
そのまま広げて生地として使用するのにも最適です。
代表的な使用例が、こたつの上掛けです。
こたつは、小さめならば一辺が80センチメートルほどで、
大きめならば120センチメートルほどです。
こたつの多くは、正方形ですから、風呂敷と同じ形状です。
ものを包んで結べるように丈夫な素材ですから、
こたつの上掛けとして使用しても、耐久性が発揮されます。
素材を確認しながら選ぶと良いでしょう。
撥水性能が備わっていれば、お茶や料理を
うっかりこぼしてしまったときでも、すぐに拭き取れます。
汚れにくい特性があるからです。
こたつの保温性を高めるために、ある程度の厚みのある布団を使用しているのならば、その上から掛けても
厚くなり過ぎず、重くもなりません。
厚さと重さを気にすることなく、断熱性を高めて保温性を維持するのに役立ちます。
なお、シーズンオフには、座布団を包んでおく使用方法もあります。
五巾のサイズならば、座布団を六つほど包めます。
座布団を数えるときは客を用いるので、
座布団を六客ほど包めると表現されます。